古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第三 夏歌 181番

卯の花の

藤原重家(ふじわらのしげいえ)

卯の花が咲いた時には、白い波で結った垣根だと見えることだ。

作者
太宰大貳重家(藤原重家)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2卯う卯ううののの花はな花はなはなののの初句
  3. 3さきぬるさきぬるさきぬる時とき時ときときははは二句
  4. 4白妙しろたへ白妙しろたへしろたえののの三句
  5. 5波なみ波なみなみもてもてもて結ゆ結ゆゆへるへるえる四句
  6. 6垣かき垣かきかき根ね根ねねとぞとぞとぞ見み見みみるるる結句

引用の仕方

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現代語訳

卯の花が咲いた時には、白い波で結った垣根だと見えることだ。

意訳

垣根に白い卯の花がいっぱいに咲くと、まるで白い波を結って作った垣根のように見える。

語釈・文法注

白妙の
真っ白な。
結へる
結った、こしらえた。「る」は存続の助動詞「り」の連体形。

和歌

作者
藤原重家(ふじわらのしげいえ) 1128–1180
藤原顕輔の子で、清輔の弟。大宰大弐を務めた。六条藤家の歌人で、有家の父。
出典
『新古今和歌集』巻第三・夏歌・181番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

見立て
卯の花を白波に見立てる。

解説

作者の重家は藤原顕輔の子で、六条藤家の歌人。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、33頁(コマ26)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日