古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第五 秋歌下 463番

秋といへば

恵慶法師(えぎょうほうし)

秋になったというので、約束しておいたかのように結ぶのだろうか。浅茅が原の今朝の白露は。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
惠慶法師(恵慶法師)
  1. 1秋あき秋あきあきといへばといへばといえば初句
  2. 2契ちぎ契ちぎちぎりおきてやりおきてやりおきてや二句
  3. 3結むす結むすむすぶらむぶらむぶらむ三句
  4. 4淺茅あさぢ淺茅あさぢあさじががが原はら原はらはらののの四句
  5. 5今朝けさ今朝けさけさののの白露しらつゆ白露しらつゆしらつゆ結句

引用の仕方

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現代語訳

秋になったというので、約束しておいたかのように結ぶのだろうか。浅茅が原の今朝の白露は。

意訳

秋が来ると、まるで前もって約束していたかのように、浅茅が原に白露が置く。

語釈・文法注

契りおきてや
約束しておいたからか。

和歌

作者
恵慶法師(えぎょうほうし) 生没年未詳(十世紀後半)
播磨の国分寺の講師を務めた僧。河原院の安法法師のもとに集まった歌人たちと交わった。中古三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第五・秋歌下・463番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

恵慶法師の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、81頁(コマ50)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日