新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1943番
わしの山
霊鷲山で今日聞く法の道でなくては、帰らぬ宿に行く人はいない。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕分別功徳品、「或住不退地」。
霊鷲山で今日聞く法の道でなくては、帰らぬ宿に行く人はいない。
意訳
霊鷲山で説かれた法の道によるのでなければ、二度と迷いの世に戻らない浄土へ行く人はいない。
語釈・文法注
- わしの山
- 霊鷲山。
- 或住不退地
- あるいは不退の境地に住む。
和歌
- 作者
- 慈円(じえん) 1155–1225
関白藤原忠通の子で、九条兼実の弟、良経の叔父。天台座主を四度務めた。歴史書『愚管抄』を著した。率直で多彩な歌風で、『新古今和歌集』に西行に次ぐ九十二首が入る。家集に『拾玉集』がある。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1943番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「分別功德品、或住不退地」(分別功徳品、「或住不退地」)。
解説
慈円の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、360頁(コマ190)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日