古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1604番

水の江の

藤原季能(ふじわらのすえよし)

水の江の吉野の宮は神々しく古びて、年老いた浦の松風よ。

作者
正三位季能(藤原季能)
  1. 1千五百番せんごひやくばん千五百番せんごひやくばんせんごひゃくばん歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに詞書
  2. 2水みづ水みづみずののの江え江ええののの初句
  3. 3吉野よしの吉野よしのよしのののの宮みや宮みやみやははは二句
  4. 4神かみ神かみかみさびてさびてさびて三句
  5. 5よはひたけたるよはひたけたるよわいたけたる四句
  6. 6浦うら浦うらうらののの松まつ松まつまつ風かぜ風かぜかぜ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕千五百番歌合で詠んだ歌。

水の江の吉野の宮は神々しく古びて、年老いた浦の松風よ。

意訳

水の江の吉野の宮は、神々しく古びている。浦の松を吹く風も、年を重ねたように響く。

語釈・文法注

水の江
丹後国の地名とされる。

和歌

作者
藤原季能(ふじわらのすえよし) 1153–1211
藤原俊盛の子。正三位に至った。後鳥羽院の歌壇で正治百首などに出詠した。底本は作者を「正三位秀能」と刷るが、流布本の多くと新編国歌大観は「正三位季能」とする。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1604番
歌体
短歌
状況
詞書「千五百番歌合に」(千五百番歌合で詠んだ歌)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

季能の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、294頁(コマ157)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日