古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1906番

咲き匂ふ

白河院(しらかわいん)

咲き匂う花のようすを見るとすぐに、神の心が空に知られる。

作者
白河院御歌(白河院)
  1. 1熊野くまの熊野くまのくまのへへへ詣まう詣まうもうででで給たま給たまたまひけるひけるいける道みち道みちみちににに、、、花はな花はなはなののの盛さか盛さかさかりなりけるりなりけるりなりけるををを御覧ごらん御覧ごらんごらんじてじてじて詞書
  2. 2咲さ咲ささききき匂にほ匂にほにおふふう初句
  3. 3花はな花はなはなのけしきのけしきのけしきををを二句
  4. 4見み見みみるからにるからにるからに三句
  5. 5神かみ神かみかみののの心こころ心こころこころぞぞぞ四句
  6. 6空そら空そらそらににに知し知ししらるゝらるゝらるる結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕熊野へ参詣なさった道中で、花が盛りであったのを御覧になって。

咲き匂う花のようすを見るとすぐに、神の心が空に知られる。

意訳

咲き匂う花のありさまを見ると、神の心がおのずと察せられる。

語釈・文法注

そらに
おのずと。「空」をかける。

和歌

作者
白河院(しらかわいん) 1053–1129
第七十二代天皇。譲位後に院政を始めた。『後拾遺和歌集』『金葉和歌集』の撰集を命じた。
出典
『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1906番
歌体
短歌
状況
詞書「熊野へ詣で給ひける道に、花の盛りなりけるを御覧じて」(熊野へ参詣なさった道中で、花が盛りであったのを御覧になって)。

解説

白河院の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、351〜352頁(コマ185)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日