古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1355番

人知れぬ

藤原伊尹(ふじわらのこれただ)

人知れぬ寝覚めの涙が降り満ちて、そのように時雨れていた夜半の空だなあ。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
謙德公(藤原伊尹)
  1. 1人ひと人ひとひと知し知ししれぬれぬれぬ初句
  2. 2寢覺ねざめ寢覺ねざめねざめののの淚なみだ淚なみだなみだ二句
  3. 3ふりみちてふりみちてふりみちて三句
  4. 4さもしぐれつるさもしぐれつるさもしぐれつる四句
  5. 5夜半よは夜半よはよわののの空そら空そらそらかなかなかな結句

引用の仕方

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現代語訳

人知れぬ寝覚めの涙が降り満ちて、そのように時雨れていた夜半の空だなあ。

意訳

人知れず寝覚めて流す涙が降りあふれて、夜半の空までが時雨れているように見える。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原伊尹(ふじわらのこれただ) 924–972
藤原師輔の子。摂政・太政大臣に至った。諡は謙徳公。和歌所の別当として『後撰和歌集』の撰集に関わった。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1355番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

伊尹の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、247頁(コマ133)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日