古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第七 賀歌 747番

常磐なる

読人しらず(よみびとしらず)

常磐の吉備の中山は、一面に、千年を待つ松の深い色よ。

作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1天曆てんりやく天曆てんりやくてんりゃくののの御時おほんとき御時おほんときおおんときののの大嘗會だいじやうゑ大嘗會だいじやうゑだいじょうえ、、、主基すき主基すきすき、、、備中國びつちゆうのくに備中國びつちゆうのくにびっちゅうのくに中山なかやま中山なかやまなかやま詞書
  2. 2常磐ときは常磐ときはときわなるなるなる初句
  3. 3吉備きび吉備きびきびののの中山なかやま中山なかやまなかやま二句
  4. 4おしなべておしなべておしなべて三句
  5. 5千ち千ちちとせとせとせをををまつのまつのまつの四句
  6. 6深ふか深ふかふかききき色いろ色いろいろかなかなかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕天暦の御代の大嘗会の、主基方の歌。備中国中山。

常磐の吉備の中山は、一面に、千年を待つ松の深い色よ。

意訳

いつも変わらない吉備の中山は、山一面が、千年を待つという松の深い緑の色に染まっている。

語釈・文法注

主基
大嘗会で悠紀とともに新穀を献じる国。
吉備の中山
備中国の山。
まつ
「待つ」と「松」を掛ける。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。
出典
『新古今和歌集』巻第七・賀歌・747番
歌体
短歌
状況
詞書「天曆の御時の大嘗會、主基、備中國中山」(天暦の御代の大嘗会の、主基方の歌。備中国中山)。

修辞

掛詞
「まつ」に「待つ」と「松」。
体言止め
体言止め。

解説

作者未詳。天暦の御代は村上天皇。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、131頁(コマ75)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日