古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1897番

天の下

九条兼実(くじょうかねざね)

天の下、三笠の山の陰でなくては、頼む方もない身とは知らないのか。

作者
入道前關白太政大臣(九条兼実)
  1. 1家いへ家いへいえににに百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうたよみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける時とき時ときとき、、、神祇じんぎ神祇じんぎじんぎののの心こころ心こころこころををを詞書
  2. 2天あめ天あめあめののの下した下したした初句
  3. 3三笠みかさ三笠みかさみかさののの山やま山やまやまののの二句
  4. 4蔭かげ蔭かげかげならでならでならで三句
  5. 5賴たの賴たのたのむむむ方かた方かたかたなきなきなき四句
  6. 6身み身みみとととははは知し知ししらずやらずやらずや結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕家で百首の歌を詠みました時、神祇の心を。

天の下、三笠の山の陰でなくては、頼む方もない身とは知らないのか。

意訳

天の下に、三笠の山の春日の神のおかげのほかには頼るものもない身だと、神はご存じないのだろうか。

語釈・文法注

三笠の山
春日神社の背後の山。藤原氏の氏神を象徴する。

和歌

作者
九条兼実(くじょうかねざね) 1149–1207
関白藤原忠通の子で、良経の父、慈円の兄。摂政・関白・太政大臣を務め、九条家の祖となった。日記『玉葉』を残した。俊成・定家を庇護し、家で百首歌や歌合を催した。
出典
『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1897番
歌体
短歌
状況
詞書「家に百首の歌よみ侍りける時、神祇の心を」(家で百首の歌を詠みました時、神祇の心を)。

解説

兼実の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、350頁(コマ185)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日