古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1333番

見し人の

藤原雅経(飛鳥井雅経)(ふじわらのまさつね)

見た人の面影をとどめてくれ、清見潟よ。袖にせき止めている涙の浪の通い路に。

作者
雅經(藤原雅経(飛鳥井雅経))
  1. 1水無瀬みなせ水無瀬みなせみなせののの戀こひ戀こひこいののの十五首じふごしゆ十五首じふごしゆじゅうごしゅののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに詞書
  2. 2見み見みみししし人ひと人ひとひとののの初句
  3. 3俤おもかげ俤おもかげおもかげとめよとめよとめよ二句
  4. 4淸見潟きよみがた淸見潟きよみがたきよみがた三句
  5. 5袖そで袖そでそでにせきもるにせきもるにせきもる四句
  6. 6波なみ波なみなみののの通かよ通かよかよひひい路ぢ路ぢじ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕水無瀬の恋の十五首歌合で。

見た人の面影をとどめてくれ、清見潟よ。袖にせき止めている涙の浪の通い路に。

意訳

清見潟の関所よ、恋しい人の面影をとどめておくれ。私の袖でせき止めている涙の浪の通い路に。

語釈・文法注

清見潟
駿河国の歌枕。清見が関があった。

和歌

作者
藤原雅経(飛鳥井雅経)(ふじわらのまさつね) 1170–1221
藤原頼経の子。『新古今和歌集』の撰者の一人。蹴鞠の名手で、和歌と蹴鞠の家である飛鳥井家の祖となった。鎌倉に下って源実朝とも交わった。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1333番
歌体
短歌
状況
詞書「水無瀬の戀の十五首の歌合に」(水無瀬の恋の十五首歌合で)。

修辞

二句切れ
二句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

雅経の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、242頁(コマ131)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日