古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第七 賀歌 725番

住の江に

源隆国(みなもとのたかくに)

住の江に生え加わる松の枝ごとに、わが君の千年の数がこもっている。

作者
前大納言隆國(源隆国)
  1. 1天喜四年てんきよねん天喜四年てんきよねんてんきよねん、、、后きさき后きさききさき宮みや宮みやみやののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに、、、祝いはひ祝いはひいわいののの心こころ心こころこころをををよみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2住すみ住すみすみののの江え江ええににに初句
  3. 3生お生おおひそふひそふいそう松まつ松まつまつののの二句
  4. 4枝えだ枝えだえだごとにごとにごとに三句
  5. 5君きみ君きみきみががが千ち千ちちとせのとせのとせの四句
  6. 6數かず數かずかずぞこもれるぞこもれるぞこもれる結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕天喜四年、后の宮の歌合で、祝いの心を詠みました歌。

住の江に生え加わる松の枝ごとに、わが君の千年の数がこもっている。

意訳

住の江に次々と生えて茂っていく松。その枝の一本一本に、わが君の千年の寿命がこもっている。

語釈・文法注

生ひそふ
生え加わる。

和歌

作者
源隆国(みなもとのたかくに) 1004–1077
源俊賢の子。権大納言に至った。宇治に住み、宇治大納言と呼ばれた。『宇治大納言物語』の作者とされる。
出典
『新古今和歌集』巻第七・賀歌・725番
歌体
短歌
状況
詞書「天喜四年、后宮の歌合に、祝の心をよみ侍りける」(天喜四年、后の宮の歌合で、祝いの心を詠みました歌)。

解説

隆国の歌。天喜四年は1056年。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、127頁(コマ73)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日