古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1926番

濁りなき

上東門院(じょうとうもんいん)

濁りのない亀井の水をすくい上げて、心の塵をすすいだことだ。

作者
上東門院
  1. 1天王寺てんわうじ天王寺てんわうじてんのうじののの龜井かめゐ龜井かめゐかめいののの水みづ水みづみずををを御覽ごらん御覽ごらんごらんじてじてじて詞書
  2. 2濁にご濁にごにごりなきりなきりなき初句
  3. 3龜井かめゐ龜井かめゐかめいののの水みづ水みづみずををを二句
  4. 4むすびあげてむすびあげてむすびあげて三句
  5. 5心こころ心こころこころののの塵ちり塵ちりちりををを四句
  6. 6すゝぎつるかなすゝぎつるかなすすぎつるかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕天王寺の亀井の水を御覧になって。

濁りのない亀井の水をすくい上げて、心の塵をすすいだことだ。

意訳

濁りのない亀井の霊水を手ですくい上げて、心の塵をすすぎ清めたことです。

語釈・文法注

天王寺
摂津の四天王寺。
龜井の水
四天王寺の霊水。

和歌

作者
上東門院(じょうとうもんいん) 988–1074
藤原彰子。藤原道長の娘。一条天皇の中宮で、後一条・後朱雀天皇の母。紫式部・和泉式部らが仕えた。
出典
『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1926番
歌体
短歌
状況
詞書「天王寺の龜井の水を御覽じて」(天王寺の亀井の水を御覧になって)。

修辞

字余り
第三句。

解説

彰子の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、356〜357頁(コマ188)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日