古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1684番

石上

能因法師(のういんほうし)

古くなった昔の人を訪ねると、荒れた家で菫を摘んでいる。

作者
能因法師
  1. 1西院さいゐん西院さいゐんさいいんののの邊べ邊べべにににはやうあひはやうあひはようあい知し知ししれりけるれりけるれりける人ひと人ひとひとををを尋たづ尋たづたずねねね侍はべ侍はべはべりけるにりけるにりけるに、、、菫すみれ菫すみれすみれ摘つ摘つつみみみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける女をんな女をんなおんな、、、知し知ししらぬらぬらぬ由よし由よしよし申まう申まうもうしければしければしければ、、、よみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2石いそ石いそいそ上のかみ上のかみのかみ初句
  3. 3ふりにしふりにしふりにし人ひと人ひとひとををを二句
  4. 4たづぬればたづぬればたずぬれば三句
  5. 5あれたるあれたるあれたる宿やど宿やどやどににに四句
  6. 6すみれすみれすみれ摘つ摘つつむなりむなりむなり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕西院のあたりに以前知り合いだった人を訪ねましたところ、菫を摘んでいた女が、知らないと申しましたので詠みました歌。

古くなった昔の人を訪ねると、荒れた家で菫を摘んでいる。

意訳

昔なじみの人を訪ねてみると、その家は荒れはてて、知らない女が菫を摘んでいた。

語釈・文法注

いそのかみ
「ふる」の枕詞。

和歌

作者
能因法師(のういんほうし) 988–1050?
俗名は橘永愷(ながやす)。若くして出家し、諸国を旅して歌を詠んだ。歌枕を集めた『能因歌枕』を著した。中古三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1684番
歌体
短歌
状況
詞書「西院の邊にはやうあひ知れりける人を尋ね侍りけるに、菫摘み侍りける女、知らぬ由申しければ、よみ侍りける」(西院のあたりに以前知り合いだった人を訪ねましたところ、菫を摘んでいた女が、知らないと申しましたので詠みました歌)。

修辞

枕詞
「石上」。

解説

能因の歌。底本は結句を「すみれ摘むなり」とするが、「すみれ摘みけり」とする本もある。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、309頁(コマ164)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日