古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1637番

今はとて

藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい))

今はもうこれまでと、薪にするはずの宿の松に、千年の寿命はわが君にと、なお祈ることだ。

作者
皇太后宮大夫俊成(藤原俊成)
  1. 1山家松さんかのまつ山家松さんかのまつさんかのまつといふことといふことということををを詞書
  2. 2今いま今いまいまはははとてとてとて初句
  3. 3爪つま爪つまつま木ぎ木ぎぎこるべきこるべきこるべき二句
  4. 4宿やど宿やどやどののの松まつ松まつまつ三句
  5. 5千代ちよ千代ちよちよをばをばをば君きみ君きみきみととと四句
  6. 6なほなほなお祈いの祈いのいのるかなるかなるかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕「山家松(山家の松)」という題を。

今はもうこれまでと、薪にするはずの宿の松に、千年の寿命はわが君にと、なお祈ることだ。

意訳

今はもう薪にでもするしかない庵の老松だが、その千年の寿命はわが君のものとなるよう、なお祈っている。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい)) 1114–1204
藤原定家の父。『千載和歌集』を撰び、歌論書『古来風体抄』を著した。余情と「幽玄」を重んじる歌風で、御子左家の歌学の基礎を築き、新古今時代の歌人たちを導いた。法名は釈阿。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1637番
歌体
短歌
状況
詞書「山家松といふことを」(「山家松(山家の松)」という題を)。

解説

俊成の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、300〜301頁(コマ160)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日