新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1910番
岩代の
岩代の神は知っているだろう。道しるべをしてほしい、頼みにするつらい世の夢の行く末を。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕熊野へ参詣しました時に、岩代の王子に人々の名などを書きつけさせて、しばらくおりました時に、拝殿の長押に書きつけました歌。
岩代の神は知っているだろう。道しるべをしてほしい、頼みにするつらい世の夢の行く末を。
意訳
岩代の神はご存じでしょう。頼みにしているこのつらい世の、夢のような行く末を導いてください。
語釈・文法注
- なげし
- 長押。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1910番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「熊野へ詣で侍りしに、岩代の王子に、人々の名など書き付けさせて、しばし侍りしに、拜殿のなげしに書き付け侍りし歌」(熊野へ参詣しました時に、岩代の王子に人々の名などを書きつけさせて、しばらくおりました時に、拝殿の長押に書きつけました歌)。
修辞
- 二句切れ
- 二句切れ。
- 三句切れ
- 三句切れ。
- 体言止め
- 体言止め。
解説
作者未詳。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、352〜353頁(コマ186)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日