古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 424番

秋の夜は

源通具(みなもとのみちとも)

秋の夜は、袖に宿を借りる月の光も、露とともに、袖に吹き越してくる荻の上風よ。

作者
右衞門督通具(源通具)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2秋あき秋あきあきののの夜よ夜よよははは初句
  3. 3宿やど宿やどやどかるかるかる月つき月つきつきももも二句
  4. 4露つゆ露つゆつゆながらながらながら三句
  5. 5袖そで袖そでそでににに吹ふ吹ふふきこすきこすきこす四句
  6. 6荻をぎ荻をぎおぎののの上風うはかぜ上風うはかぜうわかぜ結句

引用の仕方

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現代語訳

秋の夜は、袖に宿を借りる月の光も、露とともに、袖に吹き越してくる荻の上風よ。

意訳

秋の夜、袖を濡らす露に月の光が宿っている。その露ごと、荻の上を吹く風が袖に吹きかかる。

語釈・文法注

宿かる
宿を借りる。

和歌

作者
源通具(みなもとのみちとも) 1171–1227
内大臣源通親の子。大納言に至った。『新古今和歌集』の撰者の一人で、撰者名の筆頭に挙がる。妻は歌人の俊成女。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・424番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

通具の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、74頁(コマ47)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日