古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1872番

契ありて

藤原定家(ふじわらのさだいえ(ていか))

縁があって今日見る宮川の木綿鬘を、長い世までもかけて頼みにしよう。

作者
藤原定家朝臣(藤原定家)
  1. 1おなじおなじおなじ時とき時ときとき外宮げくう外宮げくうげくうにてよみにてよみにてよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2契ちぎり契ちぎりちぎりありてありてありて初句
  3. 3今日けふ今日けふきょうみやみやみや川がは川がはがわののの二句
  4. 4木綿ゆふ木綿ゆふゆうかづらかづらかずら三句
  5. 5長なが長ながながききき世よ世よよまでもまでもまでも四句
  6. 6かけてかけてかけて賴たの賴たのたのまむまむまむ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕同じ時、外宮で詠みました歌。

縁があって今日見る宮川の木綿鬘を、長い世までもかけて頼みにしよう。

意訳

縁あって今日宮川を見ることができた。木綿鬘をかけるように、末長く神のご加護を頼みにしよう。

語釈・文法注

みや川
「見」と「宮川」を掛ける。
木綿かづら
木綿で作った髪飾り。「かけて」を導く。

和歌

作者
藤原定家(ふじわらのさだいえ(ていか)) 1162–1241
藤原俊成の子。『新古今和歌集』の撰者の一人で、のち『新勅撰和歌集』を単独で撰び、『小倉百人一首』を選んだとされる。妖艶・有心の美を追求した新古今時代の代表的歌人。日記『明月記』、歌論書『近代秀歌』『毎月抄』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1872番
歌体
短歌
状況
詞書「おなじ時外宮にてよみ侍りける」(同じ時、外宮で詠みました歌)。

修辞

掛詞
「みや」に「見や」と「宮川」。

解説

定家の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、346頁(コマ183)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日