古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1877番

宮柱

西行法師(さいぎょうほうし)

宮柱を下の岩根にしっかり立てて、少しも曇らない日の神の御光であることよ。

作者
西行法師
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2宮みや宮みやみや柱ばしら柱ばしらばしら初句
  3. 3したつしたつしたつ岩いは岩いはいわ根ね根ねねににに二句
  4. 4しきたてゝしきたてゝしきたてて三句
  5. 5つゆもつゆもつゆも曇くも曇くもくもらぬらぬらぬ四句
  6. 6日ひ日ひひののの御み御みみ影かげ影かげかげかなかなかな結句

引用の仕方

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現代語訳

宮柱を下の岩根にしっかり立てて、少しも曇らない日の神の御光であることよ。

意訳

宮柱を地の底の岩にしっかりと立てて鎮まる天照大神の御光は、少しも曇ることがない。

語釈・文法注

下つ岩根
地下の岩。
しきたてて
しっかりと立てて。
つゆも
少しも。

和歌

作者
西行法師(さいぎょうほうし) 1118–1190
俗名は佐藤義清(のりきよ)。鳥羽院の北面の武士だったが、二十三歳で出家し、諸国を旅して歌を詠んだ。自然と人生の哀感を率直に詠み、『新古今和歌集』に最も多い九十四首が入る。家集に『山家集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1877番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

西行の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、346頁(コマ183)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日