新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1969番
靜なる
静かな暁ごとに見渡すと、まだ深い夜の夢の中にいるのが悲しい。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕百首の歌の中に、「毎日晨朝入諸定」の心を。
静かな暁ごとに見渡すと、まだ深い夜の夢の中にいるのが悲しい。
意訳
静かな暁が来るたびにあたりを見渡すと、世の人々はまだ深い迷いの夜の夢の中にいるのが悲しい。
語釈・文法注
- 每日晨朝入諸定
- 毎日早朝に禅定に入る。地蔵菩薩の行。
和歌
- 作者
- 式子内親王(しょくしないしんのう) ?–1201
後白河天皇の皇女。賀茂の斎院を務めた。藤原俊成に和歌を学び、内に秘めた激しい情を静かな調べで詠んだ。『新古今和歌集』に女性歌人として最も多い四十九首が入る。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1969番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「百首の歌の中に、每日晨朝入諸定の心を」(百首の歌の中に、「毎日晨朝入諸定」の心を)。
解説
式子内親王の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、365頁(コマ192)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日