古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第七 賀歌 755番

立ちよれば

藤原光範(ふじわらのみつのり)

立ち寄ると、涼しかった。水鳥の青羽の山の、松を吹く夕風よ。

作者
式部大輔光範(藤原光範)
  1. 1元曆元年げんりやくぐわんねん元曆元年げんりやくぐわんねんげんりゃくがんねんののの大嘗會だいじやうゑ大嘗會だいじやうゑだいじょうえ悠紀ゆき悠紀ゆきゆき歌うた歌うたうた、、、靑羽山あをばやま靑羽山あをばやまあおばやま詞書
  2. 2立た立たたちよればちよればちよれば初句
  3. 3すゞしかりけりすゞしかりけりすずしかりけり二句
  4. 4水みづ水みづみず鳥とり鳥とりとりののの三句
  5. 5靑あを靑あをあお羽ば羽ばばののの山やま山やまやまののの四句
  6. 6松まつ松まつまつののの夕ゆふ夕ゆふゆう風かぜ風かぜかぜ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕元暦元年の大嘗会で、悠紀方の歌。青羽山。

立ち寄ると、涼しかった。水鳥の青羽の山の、松を吹く夕風よ。

意訳

立ち寄ってみると、なんと涼しいことか。水鳥の青い羽のような名をもつ青羽の山の、松を吹く夕風は。

語釈・文法注

水鳥の
「青羽」の枕詞。
青羽の山
近江国の山とされる。

和歌

作者
藤原光範(ふじわらのみつのり) 1126–1213
藤原永範の子。文章博士・式部大輔などを務めた。
出典
『新古今和歌集』巻第七・賀歌・755番
歌体
短歌
状況
詞書「元曆元年の大嘗會悠紀歌、靑羽山」(元暦元年の大嘗会で、悠紀方の歌。青羽山)。

修辞

二句切れ
二句切れ。
枕詞
「水鳥の」。
体言止め
体言止め。

解説

光範の歌。元暦元年(1184年)、後鳥羽天皇の大嘗会。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、133頁(コマ76)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日