新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1234番
宵々に
宵ごとにあなたをいとしいと思いながら、人には言わずに、声をあげて泣いてばかりいる。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕中将でした時、女に贈った歌。
宵ごとにあなたをいとしいと思いながら、人には言わずに、声をあげて泣いてばかりいる。
意訳
毎晩あなたをいとしく思いながら、そのことを誰にも言えずに、ただ声をあげて泣いてばかりいる。
語釈・文法注
- 音をなく
- 声をあげて泣く。
和歌
- 作者
- 藤原実頼(ふじわらのさねより) 900–970
藤原忠平の子。関白・太政大臣に至った。小野宮家の祖。諡は清慎公。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1234番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「中將に侍りける時、女につかはしける」(中将でした時、女に贈った歌)。
解説
実頼の歌で、巻第十四(恋歌四)の巻頭歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、226頁(コマ123)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日