古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1656番

眞木の板も

大江匡房(おおえのまさふさ)

槙の板も苔むすほどになってしまった。幾代を経たのだろう、瀬田の長橋は。

作者
前中納言匡房(大江匡房)
  1. 1堀河院ほりかはのゐん堀河院ほりかはのゐんほりかわのいんののの御時おほんとき御時おほんときおおんとき、、、百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうた奉たてまつ奉たてまつたてまつりけるにりけるにりけるに詞書
  2. 2眞木まき眞木まきまきののの板いた板いたいたももも初句
  3. 3苔こけ苔こけこけむすばかりむすばかりむすばかり二句
  4. 4なりにけりなりにけりなりにけり三句
  5. 5幾世いくよ幾世いくよいくよへぬらむへぬらむへぬらむ四句
  6. 6瀨せ瀨せせ田た田たたののの長なが長ながなが橋はし橋はしはし結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕堀河院の御代、百首歌を献上した時に。

槙の板も苔むすほどになってしまった。幾代を経たのだろう、瀬田の長橋は。

意訳

橋板の槙の板も苔むすほどになってしまった。いったい幾代の年月を経たのだろう、この瀬田の長橋は。

語釈・文法注

瀬田の長橋
近江国の瀬田川に架かる橋。

和歌

作者
大江匡房(おおえのまさふさ) 1041–1111
大江匡衡の曽孫。学者として後三条・白河・堀河天皇に仕え、権中納言に至った。有職故実書『江家次第』を著した。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1656番
歌体
短歌
状況
詞書「堀河院の御時、百首の歌奉りけるに」(堀河院の御代、百首歌を献上した時に)。

修辞

字余り
初句。
三句切れ
三句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

匡房の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、304頁(コマ162)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日