古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1300番

あはれなる

藤原公経(西園寺公経)(ふじわらのきんつね)

しみじみとした心の闇のゆかりとして、逢った夜の夢を、誰が定めるだろう。

詞書
「建仁元年三月、歌合に、逢不遇戀の心を」(前の歌と同じ詞書)
作者
權中納言公經(藤原公経(西園寺公経))
  1. 1あはれなるあはれなるあわれなる初句
  2. 2心こころ心こころこころののの闇やみ闇やみやみののの二句
  3. 3ゆかりともゆかりともゆかりとも三句
  4. 4見み見みみししし夜よ夜よよののの夢ゆめ夢ゆめゆめををを四句
  5. 5誰たれ誰たれたれかかか定さだ定さださだめむめむめむ結句

引用の仕方

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現代語訳

しみじみとした心の闇のゆかりとして、逢った夜の夢を、誰が定めるだろう。

意訳

恋に迷う心の闇のゆかりとして、あの夜の夢のような逢瀬が本当だったのか夢だったのか、誰が決められるだろう。

語釈・文法注

心の闇
恋に迷う心。

和歌

作者
藤原公経(西園寺公経)(ふじわらのきんつね) 1171–1244
藤原実宗の子で、藤原定家の妻の弟。太政大臣に至った。承久の乱では幕府方に通じ、乱後は朝廷の実権を握った。京都の北山に西園寺を建て、西園寺家の祖となった。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1300番
歌体
短歌
状況
詞書「建仁元年三月、歌合に、逢不遇戀の心を」(建仁元年三月の歌合で、「逢不遇恋(逢ひて逢はざる恋)」の心を)。

解説

公経の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、237頁(コマ128)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日