新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1396番
つらからば
つらいのなら、恋しいことは忘れないで、それに加えてどうして落ち着かないのだろう。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕男が長く訪れなかったが、もう忘れたのかと言ってきましたので詠んだ歌。
つらいのなら、恋しいことは忘れないで、それに加えてどうして落ち着かないのだろう。
意訳
あなたがつれないのなら恋しさも忘れてしまえばよいのに、忘れられないうえに、どうして心まで落ち着かないのでしょう。
語釈・文法注
和歌
- 作者
- 馬内侍(うまのないし) 生没年未詳(十世紀末〜十一世紀初め)
源時明の娘。斎宮女御徽子、円融天皇の中宮媓子、のち中宮定子らに仕えた。中古三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1396番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「男の久しく音づれざりけるが、忘れてかと申し侍りければよめる」(男が長く訪れなかったが、もう忘れたのかと言ってきましたので詠んだ歌)。
解説
馬内侍の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、253頁(コマ136)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日