新古今和歌集 巻第十二 恋歌二 1100番
數ならぬ
数にも入らない心の罪ということにしてしまって、思いを知らせてからこそ、わが身を恨もう。
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現代語訳
数にも入らない心の罪ということにしてしまって、思いを知らせてからこそ、わが身を恨もう。
意訳
つれなくされるのは取るに足らない私の心のせいだとあきらめてしまおう。それでも思いを知らせてから、わが身を恨むことにしよう。
語釈・文法注
- 数ならぬ
- 取るに足らない。
和歌
- 作者
- 西行法師(さいぎょうほうし) 1118–1190
俗名は佐藤義清(のりきよ)。鳥羽院の北面の武士だったが、二十三歳で出家し、諸国を旅して歌を詠んだ。自然と人生の哀感を率直に詠み、『新古今和歌集』に最も多い九十四首が入る。家集に『山家集』がある。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十二・恋歌二・1100番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
解説
西行の歌。底本は第三句を「なしはてゝ」とするが、「なしはてし」とする本もある。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、200頁(コマ110)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日