古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十二 恋歌二 1144番

戀ひ死なむ

藤原長方(ふじわらのながかた)

恋い死にしよう。同じつらい浮き名なら、どうにかして、逢うのと引き換えにしたと、人に言われたいものだ。

作者
權中納言長方(藤原長方)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2戀こ戀ここひひい死し死ししなむなむなむ初句
  3. 3同おな同おなおなじじじ憂名うきな憂名うきなうきなををを二句
  4. 4いかにしていかにしていかにして三句
  5. 5逢あ逢ああふにかへつとふにかへつとうにかえつと四句
  6. 6人ひと人ひとひとにいはれむにいはれむにいわれむ結句

引用の仕方

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現代語訳

恋い死にしよう。同じつらい浮き名なら、どうにかして、逢うのと引き換えにしたと、人に言われたいものだ。

意訳

どうせ恋い死にするのだ。同じ浮き名を立てられるなら、なんとかして、あの人に逢うのと引き換えに死んだのだと、人に言われたい。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原長方(ふじわらのながかた) 1139–1191
藤原顕長の子で、藤原俊成の甥。権中納言に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第十二・恋歌二・1144番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

初句切れ
初句切れ。

解説

長方の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、208頁(コマ114)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日