新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1912番
年經とも
年が経っても、越の白山が私を忘れないなら、頭の雪を哀れと見ておくれ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕加賀守でありました時、白山に参詣したのを思い出して、日吉の客人の宮で詠みました歌。
年が経っても、越の白山が私を忘れないなら、頭の雪を哀れと見ておくれ。
意訳
年月がたっても、越の白山の神が私を忘れずにいるなら、白山の雪のように白くなったこの頭を哀れんでください。
語釈・文法注
- 客人の宮
- 日吉社の摂社で、白山の神を祀る。
和歌
- 作者
- 藤原顕輔(ふじわらのあきすけ) 1090–1155
藤原顕季の子で、清輔の父。崇徳院の命で六番目の勅撰集『詞花和歌集』を撰んだ。六条藤家の歌学を確立した。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1912番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「加賀守にて侍りける時、白山に詣でたりけるを思出でて、日吉の客人の宮にてよみ侍りける」(加賀守でありました時、白山に参詣したのを思い出して、日吉の客人の宮で詠みました歌)。
解説
顕輔の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、353頁(コマ186)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日