古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1247番

今こむと

村上天皇(むらかみてんのう)

すぐ行くと頼みにさせながら年を経る言葉こそ、常磐に見える紅葉なのだった。

作者
天曆御歌(村上天皇)
  1. 1御おほん御おほんおおんかへしかへしかえし詞書
  2. 2今いま今いまいまこむとこむとこむと初句
  3. 3賴たの賴たのたのめつゝふるめつゝふるめつつふる二句
  4. 4言こと言ことことののの葉は葉ははぞぞぞ三句
  5. 5常磐ときは常磐ときはときわににに見み見みみゆるゆるゆる四句
  6. 6紅葉もみぢ紅葉もみぢもみじなりけるなりけるなりける結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕お返し。

すぐ行くと頼みにさせながら年を経る言葉こそ、常磐に見える紅葉なのだった。

意訳

すぐに参りますと言いながら時を過ごすあなたの言葉こそ、いつまでも色の変わらない紅葉のようなものだ。

語釈・文法注

ふる
「経る」と「降る」を掛ける。

和歌

作者
村上天皇(むらかみてんのう) 926–967
第六十二代天皇。その治世は「天暦の治」とたたえられた。宮中に和歌所を置いて『後撰和歌集』を撰ばせ、天徳四年(960)の内裏歌合を催した。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1247番
歌体
短歌
状況
詞書「御かへし」(お返し)。

解説

村上天皇の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、228頁(コマ124)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日