古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1462番

櫻花

藤原忠家(ふじわらのただいえ)

桜の花は、折って見た時と変わらないのに、散らないことだけが、しるしなのだった。

作者
大納言忠家(藤原忠家)
  1. 1後冷泉院ごれいぜいゐん後冷泉院ごれいぜいゐんごれいぜいいんののの御時おほんとき御時おほんときおおんとき、、、御前おまへ御前おまへおまえにてにてにて翫新成櫻花あらたになれるさくらばなをもてあそぶ翫新成櫻花あらたになれるさくらばなをもてあそぶあらたになれるさくらばなおもてあそぶといへるといへるといえる心こころ心こころこころををを詞書
  2. 2櫻花さくらばな櫻花さくらばなさくらばな初句
  3. 3折を折をおりてりてりて見み見みみしにもしにもしにも二句
  4. 4かはらぬにかはらぬにかわらぬに三句
  5. 5散ち散ちちらぬばかりのらぬばかりのらぬばかりの四句
  6. 6しるしなりけりしるしなりけりしるしなりけり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕後冷泉院の御代、御前で「翫新成桜花(新たに成れる桜花を翫ぶ)」という題を、殿上人たちがお詠みした時に。

桜の花は、折って見た時と変わらないのに、散らないことだけが、しるしなのだった。

意訳

造り物の桜の花は、本物を折って見た時と変わらない。違うのは、散らないことだけだ。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原忠家(ふじわらのただいえ) 1033–1091
藤原長家の子で、俊成の祖父。大納言に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1462番
歌体
短歌
状況
詞書「後冷泉院の御時、御前にて翫新成櫻花といへる心を」(後冷泉院の御代、御前で「翫新成桜花(新たに成れる桜花を翫ぶ)」という題を、殿上人たちがお詠みした時に)。

解説

忠家の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、266頁(コマ143)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日