古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 311番

朝ほらけ

曽禰好忠(そねのよしただ)

明け方、荻の上葉の露を見ると、少し肌寒く感じられる秋の初風よ。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
曾禰好忠(曽禰好忠)
  1. 1朝あさ朝あさあさほらけほらけぼらけ初句
  2. 2荻をぎ荻をぎおぎののの上葉うはば上葉うはばうわばののの二句
  3. 3露つゆ露つゆつゆ見み見みみればればれば三句
  4. 4やゝやゝややはははだだだ寒さむ寒さむさむししし四句
  5. 5秋あき秋あきあきののの初風はつかぜ初風はつかぜはつかぜ結句

引用の仕方

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現代語訳

明け方、荻の上葉の露を見ると、少し肌寒く感じられる秋の初風よ。

意訳

明け方、荻の上葉に置いた露を見ていると、吹く風がやや肌寒い。秋の初風だ。

語釈・文法注

朝ぼらけ
夜がほのぼのと明けるころ。

和歌

作者
曽禰好忠(そねのよしただ) 生没年未詳(十世紀後半)
丹後掾を務めたことから曽丹と呼ばれた。古語や俗語を交えた斬新な歌風で、当時は異端視されたが、新古今時代に高く評価された。百首歌・毎月集の形式を試みた。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・311番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

好忠の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、55頁(コマ37)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日