古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1385番

かくばかり

大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ)

これほど寝ないで明かした春の夜に、どうして見えた夢だったのだろう。

作者
能宣朝臣(大中臣能宣)
  1. 1春はる春はるはるののの夜よ夜よよ、、、女をんな女をんなおんなのもとにまかりてのもとにまかりてのもとにまかりて、、、つかはしけるつかはしけるつかわしける詞書
  2. 2かくばかりかくばかりかくばかり初句
  3. 3寐ね寐ねねででで明あ明ああかしつるかしつるかしつる二句
  4. 4春はる春はるはるののの夜よ夜よよににに三句
  5. 5いかにいかにいかに見み見みみえつるえつるえつる四句
  6. 6夢ゆめ夢ゆめゆめにかありけむにかありけむにかありけむ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕春の夜、女のもとに出かけて、贈った歌。

これほど寝ないで明かした春の夜に、どうして見えた夢だったのだろう。

意訳

あなたのもとで一睡もせずに明かした春の夜なのに、どうしてあれが夢のように思われるのだろう。

語釈・文法注

和歌

作者
大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ) 921–991
伊勢神宮の祭主。梨壺の五人の一人として『後撰和歌集』の撰集にあたった。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1385番
歌体
短歌
状況
詞書「春の夜、女のもとにまかりて、つかはしける」(春の夜、女のもとに出かけて、贈った歌)。

解説

能宣の歌。底本は結句を「夢にかありけむ」とするが、「夢にかあるらむ」とする本もある。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、251頁(コマ135)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日