古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1583番

時過ぎて

朱雀院(すざくいん)

時が過ぎて霜に枯れた花だが、今日は昔の心地がする。

作者
朱雀院御歌(朱雀院)
  1. 1佛名ぶつみやう佛名ぶつみやうぶつみょうのあしたのあしたのあした、、、けづりけづりけずり花はな花はなはなををを御覽ごらん御覽ごらんごらんじてじてじて詞書
  2. 2時とき時ときとき過す過すすぎてぎてぎて初句
  3. 3霜しも霜しもしもにかれにしにかれにしにかれにし二句
  4. 4花はな花はなはななれどなれどなれど三句
  5. 5今日けふ今日けふきょうははは昔むかし昔むかしむかしののの四句
  6. 6心地ここち心地ここちここちこそすれこそすれこそすれ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕仏名会の翌朝、削り花をご覧になって。

時が過ぎて霜に枯れた花だが、今日は昔の心地がする。

意訳

時節が過ぎて霜に枯れた花のような身だが、今日の削り花を見ると、在位していた昔の気持ちがよみがえる。

語釈・文法注

削り花
木を削って作った造花。仏名会に供えた。

和歌

作者
朱雀院(すざくいん) 923–952
第六十一代天皇。醍醐天皇の皇子。在位中に平将門・藤原純友の乱が起こった。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1583番
歌体
短歌
状況
詞書「佛名のあした、けづり花を御覽じて」(仏名会の翌朝、削り花をご覧になって)。

解説

朱雀院の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、290頁(コマ155)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日