古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第五 秋歌下 524番

薄霧の

高倉院(たかくらいん)

薄霧が立ちこめる山の紅葉は、はっきりとは見えないけれど、それと見分けられることだ。

作者
高倉院御歌(高倉院)
  1. 1紅葉透霧もみぢきりをとほす紅葉透霧もみぢきりをとほすもみじきりおとおすといふことといふことということををを詞書
  2. 2薄霧うすぎり薄霧うすぎりうすぎりののの初句
  3. 3立た立たたちまふちまふちまう山やま山やまやまののの二句
  4. 4紅葉もみぢば紅葉もみぢばもみじばははは三句
  5. 5さやかならねどさやかならねどさやかならねど四句
  6. 6それとそれとそれと見み見みみえけりえけりえけり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕「紅葉透霧(紅葉が霧を透して見える)」という題で詠んだ歌。

薄霧が立ちこめる山の紅葉は、はっきりとは見えないけれど、それと見分けられることだ。

意訳

薄霧が立ちこめる山の紅葉は、はっきりとは見えない。けれども霧を透して、紅葉の色がそれとわかる。

語釈・文法注

さやかならねど
はっきりとはしないけれど。

和歌

作者
高倉院(たかくらいん) 1161–1181
第八十代天皇。後白河天皇の皇子で、母は平滋子(建春門院)。中宮は平清盛の娘徳子。後鳥羽院の父。
出典
『新古今和歌集』巻第五・秋歌下・524番
歌体
短歌
状況
詞書「紅葉透霧といふことを」(「紅葉透霧(紅葉が霧を透して見える)」という題で詠んだ歌)。

解説

高倉院の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、91〜92頁(コマ55)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日