古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第七 賀歌 739番

わが道を

藤原定家(ふじわらのさだいえ(ていか))

私の歌の道を守ってくださるなら、わが君を守ってくださるだろう。その齢をわが君に譲れ、住吉の松よ。

作者
藤原定家朝臣(藤原定家)
  1. 1千五百番せんごひやくばん千五百番せんごひやくばんせんごひゃくばん歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに詞書
  2. 2わがわがわが道みち道みちみちををを初句
  3. 3守まも守まもまもらばらばらば君きみ君きみきみををを二句
  4. 4まもるらむまもるらむまもるらむ三句
  5. 5齡よはひ齡よはひよわいはははゆづれゆづれゆずれ四句
  6. 6住吉すみよし住吉すみよしすみよしののの松まつ松まつまつ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕千五百番歌合で詠んだ歌。

私の歌の道を守ってくださるなら、わが君を守ってくださるだろう。その齢をわが君に譲れ、住吉の松よ。

意訳

住吉の神が和歌の道を守ってくださるのなら、わが君をもお守りくださるだろう。住吉の松よ、おまえの千年の齢をわが君に譲っておくれ。

語釈・文法注

わが道
自分の家の道。ここでは和歌の道。
住吉の松
住吉神社の松。住吉の神は和歌の神とされた。

和歌

作者
藤原定家(ふじわらのさだいえ(ていか)) 1162–1241
藤原俊成の子。『新古今和歌集』の撰者の一人で、のち『新勅撰和歌集』を単独で撰び、『小倉百人一首』を選んだとされる。妖艶・有心の美を追求した新古今時代の代表的歌人。日記『明月記』、歌論書『近代秀歌』『毎月抄』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第七・賀歌・739番
歌体
短歌
状況
詞書「千五百番歌合に」(千五百番歌合で詠んだ歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

定家の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、130頁(コマ75)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日