古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 922番

あしの葉を

源隆綱(みなもとのたかつな)

蘆の葉を刈って屋根を葺いた身分の低い者の山里に、衣を片敷いて旅寝をすることだ。

作者
左近中將隆綱(源隆綱)
  1. 1後冷泉院ごれいぜいゐん後冷泉院ごれいぜいゐんごれいぜいいん御時おほんとき御時おほんときおおんときうへのをのこどもうへのをのこどもうえのおのこども旅たび旅たびたびののの歌うた歌うたうたよみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるにりけるにりけるに詞書
  2. 2あしのあしのあしの葉は葉ははををを初句
  3. 3かりふくかりふくかりふく賤しづ賤しづしずののの二句
  4. 4山里やまざと山里やまざとやまざとににに三句
  5. 5衣ころも衣ころもころもかたしきかたしきかたしき四句
  6. 6旅たび旅たびたび寢ね寢ねねをぞするをぞするをぞする結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕後冷泉院の御代、殿上人たちが旅の歌を詠みました時に。

蘆の葉を刈って屋根を葺いた身分の低い者の山里に、衣を片敷いて旅寝をすることだ。

意訳

蘆の葉で屋根を葺いた粗末な山里の家で、衣の片袖を敷いて、ひとり旅寝をする。

語釈・文法注

賤
身分の低い者。

和歌

作者
源隆綱(みなもとのたかつな) 1043–1074
源隆国の子。左近衛中将・参議に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・922番
歌体
短歌
状況
詞書「後冷泉院御時うへのをのこども旅の歌よみ侍りけるに」(後冷泉院の御代、殿上人たちが旅の歌を詠みました時に)。

解説

隆綱の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、169頁(コマ94)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日