古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第八 哀傷歌 838番

哀れとも

西行法師(さいぎょうほうし)

お気の毒にと心に思うほどに、言葉で言えるものならば、お見舞いもしたでしょう。

作者
西行法師
  1. 1歎なげ歎なげなげくくく事こと事ことこと侍はべ侍はべはべりけるりけるりける人ひと人ひとひと、、、とととはははずずず恨うら恨うらうらみみみ侍はべ侍はべはべりければりければりければ詞書
  2. 2哀あは哀あはあわれともれともれとも初句
  3. 3心こころ心こころこころににに思おも思おもおもふふう二句
  4. 4ほどばかりほどばかりほどばかり三句
  5. 5言い言いいはれぬべくははれぬべくはわれぬべくは四句
  6. 6とととひこそはせめひこそはせめいこそはせめ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕嘆くことのあった人が、見舞わないと恨みましたので。

お気の毒にと心に思うほどに、言葉で言えるものならば、お見舞いもしたでしょう。

意訳

あなたをお気の毒に思う心の深さを、そのまま言葉にできるのなら、お見舞いにも伺ったでしょう。言葉にできないからこそ、お訪ねしなかったのです。

語釈・文法注

とひこそはせめ
見舞いもしただろう。

和歌

作者
西行法師(さいぎょうほうし) 1118–1190
俗名は佐藤義清(のりきよ)。鳥羽院の北面の武士だったが、二十三歳で出家し、諸国を旅して歌を詠んだ。自然と人生の哀感を率直に詠み、『新古今和歌集』に最も多い九十四首が入る。家集に『山家集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第八・哀傷歌・838番
歌体
短歌
状況
詞書「歎く事侍りける人、とはず恨み侍りければ」(嘆くことのあった人が、見舞わないと恨みましたので)。

解説

西行の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、151頁(コマ85)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日