新古今和歌集 巻第七 賀歌 708番
初春の
初春の初子の今日の玉箒は、手に取るとすぐに、揺れて鳴る玉の緒よ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
初春の初子の今日の玉箒は、手に取るとすぐに、揺れて鳴る玉の緒よ。
意訳
新春の初子の日に賜った玉箒。手に取ったとたんに、飾りの玉が触れ合って、玉の緒がゆらゆらと鳴っている。
語釈・文法注
- 初子
- 正月の最初の子の日。
- 玉箒
- 玉を飾った箒。初子の日に蚕室を掃く儀礼に用いた。
- からに
- 〜するとすぐに。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第七・賀歌・708番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 体言止め
- 体言止め。
解説
作者未詳。もとは『万葉集』巻第二十(4493番)の大伴家持の歌。天平宝字二年(758年)正月、宮中で玉箒を賜った時の作。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、124頁(コマ72)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日