古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1812番

垂乳根の

和泉式部(いずみしきぶ)

母が戒めたのに。つれづれと物思いにふけっているのをさえ、尋ねる人もいない。

作者
和泉式部
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2垂乳根たらちね垂乳根たらちねたらちねののの初句
  3. 3諫いさ諫いさいさめしものめしものめしものををを二句
  4. 4つれ〴〵とつれ〴〵とつれづれと三句
  5. 5眺なが眺ながながむるむるむるをををだにだにだに四句
  6. 6とととふふう人ひと人ひとひともなしもなしもなし結句

引用の仕方

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現代語訳

母が戒めたのに。つれづれと物思いにふけっているのをさえ、尋ねる人もいない。

意訳

母がいましめていたのに、その通りになってしまった。所在なくもの思いにふけっていても、訪ねてくれる人さえいない。

語釈・文法注

たらちねの
母。もとは「母」にかかる枕詞。

和歌

作者
和泉式部(いずみしきぶ) 978?–?
大江雅致の娘。和泉守橘道貞の妻となり、のち冷泉天皇の皇子為尊親王・敦道親王との恋で知られる。中宮彰子に仕えた。情熱的な恋の歌が多く、『和泉式部日記』がある。娘は小式部内侍。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1812番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

二句切れ
二句切れ。

解説

和泉式部の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、333頁(コマ176)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日