古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1974番

けふはいとど

伊勢大輔(いせのたいふ)

今日はいっそう涙に暮れた。西の山に思い入る日の光を眺めて。

作者
伊勢大輔
  1. 1かへしかへしかへし詞書
  2. 2けふけふきょうはははいとどいとどいとど初句
  3. 3淚なみだ淚なみだなみだにくれぬにくれぬにくれぬ二句
  4. 4西にし西にしにしののの山やま山やまやま三句
  5. 5思おも思おもおもひひい入い入いいるるる日ひ日ひひののの四句
  6. 6かげかげかげをををながめてながめてながめて結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕返歌。

今日はいっそう涙に暮れた。西の山に思い入る日の光を眺めて。

意訳

今日はいっそう涙にくれました。西の山に沈む入り日を、釈迦の入滅を思いながら眺めて。

語釈・文法注

いる日
「思ひ入る」と「入る日」を掛ける。

和歌

作者
伊勢大輔(いせのたいふ) 989?–1060?
大中臣輔親の娘。一条天皇の中宮彰子に仕えた。奈良から献上された八重桜を受け取る役を紫式部から譲られ、その場で詠んだ歌で名を上げた。
出典
『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1974番
歌体
短歌
状況
詞書「かへし」(返歌)。

修辞

字余り
初句。
二句切れ
二句切れ。

解説

伊勢大輔の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、365〜366頁(コマ192)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日