古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 425番

秋の月

源家長(みなもとのいえなが)

秋の月が篠竹に宿を借りる光も高く昇って、小笹が原に露が深くなり、夜が更けたことだ。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
源家長
  1. 1秋あき秋あきあきののの月つき月つきつき初句
  2. 2篠しの篠しのしのににに宿やど宿やどやどかるかるかる二句
  3. 3影かげ影かげかげたけてたけてたけて三句
  4. 4小笹をざさ小笹をざさおざさががが原はら原はらはらににに四句
  5. 5露つゆ露つゆつゆふけにけりふけにけりふけにけり結句

引用の仕方

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現代語訳

秋の月が篠竹に宿を借りる光も高く昇って、小笹が原に露が深くなり、夜が更けたことだ。

意訳

秋の月が昇るにつれて、篠竹に映る月の光も高くなった。小笹が原には夜露がしっとりと置き、夜も更けた。

語釈・文法注

たけて
(月が)高く昇って。
ふけにけり
(露が)深くなり、(夜が)更けた。

和歌

作者
源家長(みなもとのいえなが) 1170?–1234
源時長の子。和歌所の開闔(事務長)として『新古今和歌集』の撰集の実務にあたり、『源家長日記』を残した。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・425番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

作者の家長は源家長。和歌所の開闔(事務長)を務め、『源家長日記』を残した。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、74頁(コマ47)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日