古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 650番

浦人の

源通光(みなもとのみちてる)

浦人が日も夕暮れになって鳴海潟から帰る、その袖のあたりから、千鳥が鳴いている。

作者
權大納言通光(源通光)
  1. 1おなじおなじおなじ所ところ所ところところ詞書
  2. 2浦うら浦うらうら人びと人びとびとののの初句
  3. 3日ひ日ひひももも夕ゆふ夕ゆふゆうぐれにぐれにぐれに二句
  4. 4なるみなるみなるみ潟がた潟がたがた三句
  5. 5かへるかへるかえる袖そで袖そでそでよりよりより四句
  6. 6千鳥ちどり千鳥ちどりちどり鳴な鳴ななくなりくなりくなり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕同じ所の歌。

浦人が日も夕暮れになって鳴海潟から帰る、その袖のあたりから、千鳥が鳴いている。

意訳

日も夕暮れになり、浦の人々が鳴海潟から帰っていく。その袖をかすめるあたりから、千鳥の鳴く声が聞こえる。

語釈・文法注

浦人
海辺に住む人。

和歌

作者
源通光(みなもとのみちてる) 1187–1248
内大臣源通親の子で、通具の弟。太政大臣に至った。後鳥羽院の歌壇で活躍し、千五百番歌合などに出詠した。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・650番
歌体
短歌
状況
詞書「おなじ所」(同じ所の歌)。

修辞

掛詞
「なるみ」に「成る」と「鳴海」。
縁語
「ひも(紐)」「袖」。

解説

通光の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、113〜114頁(コマ66)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日