新古今和歌集 巻第十二 恋歌二 1125番
覺めて後
覚めた後、夢だったのだと思うにつけても、逢ったことの名残は、惜しくないことがあろうか。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕親しくしていた女が夢に見えましたので詠んだ歌。
覚めた後、夢だったのだと思うにつけても、逢ったことの名残は、惜しくないことがあろうか。
意訳
目が覚めて、あれは夢だったのだと思っても、夢の中で逢えたことの名残が、惜しまれずにはいられない。
語釈・文法注
- やは
- 反語。
和歌
- 作者
- 藤原実定(ふじわらのさねさだ) 1139–1191
右大臣藤原公能の子で、藤原俊成の甥。左大臣に至った。後徳大寺左大臣と呼ばれる。管絃にもすぐれ、『平家物語』には福原遷都の後に旧都を訪ねる逸話がある。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十二・恋歌二・1125番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「かたらひ侍りける女の、夢に見えて侍りければよみける」(親しくしていた女が夢に見えましたので詠んだ歌)。
修辞
- 字余り
- 結句。
解説
実定の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、205頁(コマ112)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日