新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1639番
世をそむく
世を背く所と聞く奥山は、もの思いのために入るべきなのだった。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕山寺におりましたころ。
世を背く所と聞く奥山は、もの思いのために入るべきなのだった。
意訳
世を捨てる所と聞いている奥山は、実はもの思いに沈むために入るところなのだった。
語釈・文法注
和歌
- 作者
- 道命法師(どうみょうほうし) 974–1020
大納言藤原道綱の子で、右大将道綱母の孫。天王寺別当を務めた。読経の美声で知られ、和泉式部との交渉を伝える説話がある。中古三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1639番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「山寺に侍りけるころ」(山寺におりましたころ)。
解説
道命の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、301頁(コマ160)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日