古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 607番

冬枯の

藤原清輔(ふじわらのきよすけ)

冬枯れの森の朽ち葉に置いた霜の上に、落ちている月の光の寒々しさよ。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
藤原淸輔朝臣(藤原清輔)
  1. 1冬枯ふゆがれ冬枯ふゆがれふゆがれののの初句
  2. 2森もり森もりもりののの朽葉くちば朽葉くちばくちばののの二句
  3. 3霜しも霜しもしものののうへにうへにうえに三句
  4. 4おちたるおちたるおちたる月つき月つきつきののの四句
  5. 5影かげ影かげかげのさむけさのさむけさのさむけさ結句

引用の仕方

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現代語訳

冬枯れの森の朽ち葉に置いた霜の上に、落ちている月の光の寒々しさよ。

意訳

冬枯れの森に積もった朽ち葉の上に、霜が降りている。そこへ落ちかかる月の光の、なんと寒々しいことか。

語釈・文法注

朽葉
落ちて朽ちた葉。

和歌

作者
藤原清輔(ふじわらのきよすけ) 1104–1177
藤原顕輔の子。六条藤家の歌学を継ぎ、歌学書『袋草紙』『奥義抄』を著した。二条天皇の命で『続詞花和歌集』を撰んだが、天皇の死で勅撰集にならなかった。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・607番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

清輔の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、106頁(コマ63)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日