古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 999番

年月は

源高明(みなもとのたかあきら)

年月はわが身に年齢を添えて過ぎていったが、思う心は晴れないことだ。

作者
西宮前左大臣(源高明)
  1. 1九條右大臣くでうのうだいじん九條右大臣くでうのうだいじんくじょうのうだいじんののの女をんな女をんなおんなににに、、、はじめてつかはしけるはじめてつかはしけるはじめてつかわしける詞書
  2. 2年月としつき年月としつきとしつきははは初句
  3. 3我わ我わわががが身み身みみにそへてにそへてにそえて二句
  4. 4過す過すすぎぬれどぎぬれどぎぬれど三句
  5. 5思おも思おもおもふふう心こころ心こころこころののの四句
  6. 6ゆかずもあるかなゆかずもあるかなゆかずもあるかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕九条右大臣の娘に、はじめて贈った歌。

年月はわが身に年齢を添えて過ぎていったが、思う心は晴れないことだ。

意訳

年月はわが身に年齢を重ねて過ぎていったけれど、あなたを思う心は、少しも晴れることがない。

語釈・文法注

ゆかず
満足しない。心が晴れない。

和歌

作者
源高明(みなもとのたかあきら) 914–982
醍醐天皇の皇子で、臣籍に下った。左大臣に至ったが、安和の変で大宰権帥に左遷された。西宮に邸があったので西宮左大臣と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十一・恋歌一・999番
歌体
短歌
状況
詞書「九條右大臣の女に、はじめてつかはしける」(九条右大臣の娘に、はじめて贈った歌)。

解説

高明の歌。九条右大臣は藤原師輔。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、182頁(コマ101)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日