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新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1293番

いはざりき

藤原良経(後京極摂政)(ふじわらのよしつね)

言わなかった。すぐ来るまでの間の空の雲のように、月日を隔ててもの思いをせよとは。

作者
攝政太政大臣(藤原良経(後京極摂政))
  1. 1百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうた奉たてまつ奉たてまつたてまつりしときりしときりしとき詞書
  2. 2いはざりきいはざりきいわざりき初句
  3. 3今いま今いまいまこむまでのこむまでのこむまでの二句
  4. 4空そら空そらそらののの雲くも雲くもくも三句
  5. 5月日つきひ月日つきひつきひへへへだてゝだてゝだてて四句
  6. 6物思ものおも物思ものおもものおもへとへとえとははは結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕百首歌を献上した時の歌。

言わなかった。すぐ来るまでの間の空の雲のように、月日を隔ててもの思いをせよとは。

意訳

すぐに来るとは言ったけれど、空の雲が月日を隔てるように、長い間もの思いをさせるとは、言わなかったではないか。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原良経(後京極摂政)(ふじわらのよしつね) 1169–1206
九条兼実の子。摂政・太政大臣に至った。『新古今和歌集』の仮名序を書き、和歌所の寄人の筆頭として撰集を主導した。叔父の慈円や藤原定家ら御子左家の歌人を庇護し、清新で格調の高い歌を詠んだ。書にもすぐれ、後京極流の祖とされる。『新古今和歌集』に七十九首が入る。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1293番
歌体
短歌
状況
詞書「百首の歌奉りしとき」(百首歌を献上した時の歌)。

修辞

初句切れ
初句切れ。
倒置
倒置。

解説

良経の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、236頁(コマ128)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日