古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1286番

あと絕えて

二条院讃岐(にじょういんのさぬき)

人の訪れの跡が絶えて、浅茅の葉末になってしまった。頼みにさせた宿の庭の白露は。

作者
二條院讃岐(二条院讃岐)
  1. 1經房卿つねふさのきやう經房卿つねふさのきやうつねふさのきょうののの家いへ家いへいえののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに、、、久戀ひさしきこひ久戀ひさしきこひひさしきこいををを詞書
  2. 2あとあとあと絕た絕たたえてえてえて初句
  3. 3淺茅あさぢ淺茅あさぢあさじががが末すゑ末すゑすえににに二句
  4. 4なりにけりなりにけりなりにけり三句
  5. 5賴たの賴たのたのめしめしめし宿やど宿やどやどののの四句
  6. 6庭には庭にはにわののの白露しらつゆ白露しらつゆしらつゆ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕経房卿の家の歌合で、「久恋(久しき恋)」を。

人の訪れの跡が絶えて、浅茅の葉末になってしまった。頼みにさせた宿の庭の白露は。

意訳

あの人の訪れが絶えて、来ると約束した宿の庭は、浅茅が生い茂り、葉末に白露が置くばかりになってしまった。

語釈・文法注

和歌

作者
二条院讃岐(にじょういんのさぬき) 1141?–1217?
源頼政の娘。二条天皇に仕え、のち後鳥羽院の中宮宜秋門院に仕えた。「沖の石の讃岐」と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1286番
歌体
短歌
状況
詞書「經房卿の家の歌合に、久戀を」(経房卿の家の歌合で、「久恋(久しき恋)」を)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
倒置
倒置。
体言止め
体言止め。

解説

讃岐の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、235頁(コマ127)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日