新古今和歌集 巻第六 冬歌 664番
今日はもし
今日はもしやあなたが訪れるかと、眺めていると、まだ足跡もない庭の雪よ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕雪の朝、後徳大寺左大臣のもとに送った歌。
今日はもしやあなたが訪れるかと、眺めていると、まだ足跡もない庭の雪よ。
意訳
今日はもしかしたらあなたが訪ねてくれるかと、外を眺めて待っている。けれども庭の雪にはまだ足跡もない。
語釈・文法注
和歌
- 作者
- 藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい)) 1114–1204
藤原定家の父。『千載和歌集』を撰び、歌論書『古来風体抄』を著した。余情と「幽玄」を重んじる歌風で、御子左家の歌学の基礎を築き、新古今時代の歌人たちを導いた。法名は釈阿。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第六・冬歌・664番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「雪のあした、後德大寺左大臣の許に遣しける」(雪の朝、後徳大寺左大臣のもとに送った歌)。
修辞
- 体言止め
- 体言止め。
解説
俊成の歌。底本は第三句を「詠むれば」とするが、「ながむれど」とする本もある。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、116頁(コマ68)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日