古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 955番

白雲の

藤原雅経(飛鳥井雅経)(ふじわらのまさつね)

白雲のかかる幾重の峰も越えてきたのだろう。慣れない嵐に袖をまかせて。

詞書
「旅の歌とてよめる」(前の歌と同じ詞書)
作者
藤原雅經(藤原雅経(飛鳥井雅経))
  1. 1白雲しらくも白雲しらくもしらくもののの初句
  2. 2いくへのいくへのいくえの峰みね峰みねみねももも二句
  3. 3越こ越ここえぬらむえぬらむえぬらむ三句
  4. 4馴な馴ななれぬれぬれぬ嵐あらし嵐あらしあらしににに四句
  5. 5袖そで袖そでそでをををまかせてまかせてまかせて結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

白雲のかかる幾重の峰も越えてきたのだろう。慣れない嵐に袖をまかせて。

意訳

慣れない山の嵐に袖を吹かれるままにまかせて、白雲のかかる幾重もの峰を越えてきたことだろう。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原雅経(飛鳥井雅経)(ふじわらのまさつね) 1170–1221
藤原頼経の子。『新古今和歌集』の撰者の一人。蹴鞠の名手で、和歌と蹴鞠の家である飛鳥井家の祖となった。鎌倉に下って源実朝とも交わった。
出典
『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・955番
歌体
短歌
状況
詞書「旅の歌とてよめる」(旅の歌として詠んだ歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
倒置
倒置。

解説

雅経の歌。底本は第二句を「いくへの峰も」とするが、「いくへの峰を」とする本もある。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、174頁(コマ97)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日