古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1528番

有明の

伊勢大輔(いせのたいふ)

有明の月だけが通ってきた。来る人もいない宿の庭にも。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
伊勢大輔
  1. 1有明ありあけ有明ありあけありあけののの初句
  2. 2月つき月つきつきばかりこそばかりこそばかりこそ二句
  3. 3かよひけれかよひけれかよいけれ三句
  4. 4來く來くくるるる人ひと人ひとひとなしのなしのなしの四句
  5. 5宿やど宿やどやどののの庭には庭にはにわにもにもにも結句

引用の仕方

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現代語訳

有明の月だけが通ってきた。来る人もいない宿の庭にも。

意訳

訪れる人もいない宿の庭にも、有明の月だけは通ってきてくれた。

語釈・文法注

和歌

作者
伊勢大輔(いせのたいふ) 989?–1060?
大中臣輔親の娘。一条天皇の中宮彰子に仕えた。奈良から献上された八重桜を受け取る役を紫式部から譲られ、その場で詠んだ歌で名を上げた。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1528番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
倒置
倒置。

解説

伊勢大輔の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、279頁(コマ149)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日