新古今和歌集 巻第七 賀歌 750番
とやかへる
鳥屋がえりする鷹の尾山の玉椿は、霜を経ても色は変わらないだろう。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕寛治二年の大嘗会の屏風に、鷹の尾山を詠んだ歌。
鳥屋がえりする鷹の尾山の玉椿は、霜を経ても色は変わらないだろう。
意訳
羽の生え変わる鷹の名をもつ鷹の尾山の玉椿は、霜を何度経ても、その緑の色が変わることはないだろう。
語釈・文法注
- とやかへる
- 鷹が鳥屋にこもって羽が生え変わる。「鷹」の枕詞のように用いる。
- 玉椿
- 椿の美称。長寿の木とされた。
和歌
- 作者
- 大江匡房(おおえのまさふさ) 1041–1111
大江匡衡の曽孫。学者として後三条・白河・堀河天皇に仕え、権中納言に至った。有職故実書『江家次第』を著した。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第七・賀歌・750番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「寛治二年の大嘗會の屏風に、鷹の尾山をよめる」(寛治二年の大嘗会の屏風に、鷹の尾山を詠んだ歌)。
解説
匡房の歌。寛治二年(1088年)、堀河天皇の大嘗会。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、132頁(コマ76)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日